福岡県・大分県に大雨特別警報 最大級の警戒を

5日午後7時の土の中の水分量の目安。

 気象庁はきょう5日午後5時51分には福岡県に、午後7時55分には大分県に「大雨特別警報」を発表した。福岡県や大分県ではこれまでに経験したことのないような大雨となっており、命に関わる重大な災害の危険性が高まっている。土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に最大級の警戒が必要だ。

 梅雨前線の南側で雨雲が急激に発達したため、九州北部は昼頃からこれまでに経験したことのないような大雨となっている。福岡県朝倉市ではきょう降り始めからの雨量が450ミリ以上と、7月の1か月の降水量の平年値(354.1ミリ)を大きく超えているほか、大分県日田市でも250ミリ以上となっている。

 西日本は6日にかけて局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となるところがある。とくに、九州北部では局地的に1時間100ミリの猛烈な雨が降る見込み。このため、気象庁は福岡県筑紫野市、北九州の京築、筑豊地方、筑後地方、大分県のほぼ全域に「大雨特別警報」を発表した。土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に最大級の警戒が必要だ。

雨の予想

 5日に予想される1時間雨量(多い所)
 福岡県、大分県 100ミリ
 熊本県     50ミリ
 佐賀県     40ミリ

 5日午後9時から6日午後9時までに予想される24時間雨量(多い所)
 福岡県、大分県 200ミリ
 熊本県、佐賀県 120ミリ

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