福岡県と大分県では、これまでに経験したことのないような大雨となっている。九州北部地方を中心に、6日にかけて大雨となるため、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫には最大級の警戒が必要だ。

　梅雨前線は6日にかけて西日本に停滞する見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定となっている。5日午後10時までの24時間に福岡県朝倉市では513.5ミリ、大分県日田市では328.5ミリの雨が降っており、観測史上1位の値を更新している。

大雨・雷・突風

　九州北部地方では、局地的に雷を伴った猛烈な雨が降り、大雨となっている。九州北部地方を中心に、6日にかけて、非常に激しい雨が降り、局地的には猛烈な雨が降って、大雨となるところがある見込み。

　＜6日に予想される24時間雨量（多いところ）＞
　　九州北部　　　　200ミリ
　　九州南部　　　　150ミリ
　　奄美　　　　　　120ミリ

　福岡県と大分県には、大雨特別警報が発表されており、最大級の警戒が必要だ。九州北部地方を中心に、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。