日米韓、北への圧力強化で一致

主要20か国の首脳らが出席するG20サミットが7日夕方(日本時間)からドイツで始まる。これを前に、日米韓3か国首脳は会談を持ち、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対して緊密に協力していくことで一致した。

日本の安倍晋三首相と米国のドナルド・トランプ大統領、そして韓国の文在寅大統領はこの日、ドイツ・ハンブルグ市にある米国総領事館で約1時間30分ほど行われた日米韓首脳晩餐会で、このように一致した。韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相がブリーフィングで伝えた。

康外相は、北朝鮮の核問題に関連して、「国連安全保障理事会でより強力な決議の採択を目指すとともに圧力を強化し、韓米日の協力をもとに、中国とロシアなどの関係国とも緊密に協議していくことになる」と述べた。

また「3か国首脳は、北韓(北朝鮮)が今回の弾道ミサイルを大陸間弾道ミサイル(ICBM)と主張しているだけに、急速に発展する北韓の核ミサイル能力の高度化を早急に遮断することが何よりも重要であるとの認識を共にした」と述べた。

さらに、「文大統領は先週に開かれた韓米首脳会談の結果をもとに、韓国政府の制裁、対話などあらゆる手段を活用した段階的な包括的非核化構想を説明した」という。

そのうえで、「先週、成功的に開催された韓米首脳会談の勢いをもとに、韓米日3カ国が、首脳レベルで北朝鮮の核問題に関連して緊密に連携してく意志を確固たるものにする契機になった」と強調した。

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