全国的に暑さ続く 東北・関東は猛暑日予想も 熱中症に注意

 

きょう10日も、北海道から沖縄まで全国的に30℃以上の真夏日となる所が多くなりそうだ。東北や関東では35℃以上の猛暑日のところもある見込みで、熱中症に注意が必要となる。

 きのう9日は、全国的に気温が高く、47都道府県中42都道府県で30℃以上の真夏日を観測した。更に、群馬県館林市で37.0℃、福島県福島市で36.6℃を観測するなど、東北と関東の17地点で、最高気温が35℃以上の猛暑日となった。
 きょう10日も、各地で気温が上がり、高気圧に覆われて晴れる東北や関東では、猛暑日予想のところもある。北海道や東海~九州は雲の多い空模様だが、それでも30℃を超えるところが多くなりそうだ。福岡や大分県日田市は32℃まで上がる予想となっている。屋外だけでなく部屋の中でも熱中症になるおそれがあるため、こまめに水分や塩分を摂ることを心がけてほしい。

 ≪猛暑日予想地点≫
  36℃ 福島、熊谷
  35℃ 山形、郡山(福島県)、宇都宮、前橋、長野、長岡(新潟県)など13地点

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■西日本で大気不安定続く

 梅雨前線は次第に北上するため一旦雨の範囲は狭まるが、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本では大気の非常に不安定な状態が続く。午後を中心に、局地的に激しい雨や非常に激しい雨の降るおそれがあるため、引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒が必要だ。
 また、きょうは北海道でも上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になる。午後ほど雨が降りやすく、雷を伴って激しく降るところもある見込み。
 東北や関東は晴れるが、こちらも日中の昇温により、午後は局地的に雨雲が発達しやすくなる。内陸や山沿いを中心に、にわか雨や雷雨がありそうだ。

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