日本では絶版だったハイラックスが再び戻ってくる!
日本導入が噂されていたトヨタ新型ハイラックスが9月12日に発表されるという情報が入った。そして概要も判明したのでお伝えしよう。
ベースグレードで150馬力/400Nmを発生する2.4リッターディーゼル搭載で、325万円と魅力的。自動ブレーキやLSD、アルミホイール付きの上級グレードでも380万円。LクラスSUVよりリーズナブルである。
まず概要から。日本では絶版になってしまっていたハイラックスながら、アジアや大洋州、ヨーロッパなどでずっと販売されていた。今回、日本に入ってくる新型ハイラックスはタイ工場で生産され、世界各国に輸出されているモデル。写真の通り『Wキャブ』と呼ばれる4ドアボディになる。
写真だとボディサイズのイメージが出来ないと思うけれど、けっこう大きい。全長5335mm×全幅1855mm×全高1820mm。といって幅はMクラスのSUVと大差なし。長い駐車場なら対応出来るだろう。このクラスのトラック、タイに行った時にいつも乗っているが、案外何とかなってしまう。
優れたけん引能力でアウトドアの最高の相棒に
素晴らしいのがけん引性能! 現地仕様のスペック見ると3500kg! 水上バイクやバスボート、小型のモーターホームなど免許不要の750kgなんて余裕!
けん引免許を持っていれば、自動車を搭載したトレーラーだって引っ張れる。アウトドアスポーツ好きなら最高の相棒になるだろう。
駆動方式は後輪駆動ベースのパートタイム4WDである。必要な時に4WDをセレクトするというもの。このタイプのクルマだとフルタイム4WDより、イザというときに前後ガッチリ駆動力掛かるパートタイムが似合う。6速ATと組み合わされる。売れ行き好調ならマニュアルも入れて欲しい。
上級グレードには自動ブレーキも搭載!
嬉しいのが安全性能。ヨーロッパで販売されるため、サイド&カーテンエアバッグを標準装備するなど時速64キロのオフセットを含む衝突案件は全てクリア。
その上で、上級グレードを選ぶと一世代前のタイプながら自動ブレーキも付く。トラックというより乗用車と全く同じ安全性能を持つと考えていい。
前述の通りグレードは2つ。
『X』というベースグレードでも必要十分な装備が付く。
安全装備など充実したいなら上級グレードの『Z』を。自動ブレーキや、車線キープアシスト、LSD、LEDヘッドライト、クルーズコントロール、本革ステアリング、アルミホイールまで標準となる。
[Text:国沢光宏]