富士スピードウェイでスーパーGTタイヤメーカーテスト開始。24号車GT-Rが初日最速

 7月12日から、富士スピードウェイでスーパーGTのタイヤメーカーテストがスタートした。13台が参加した1日目は、フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rが1分30秒101でベストタイムをマーク。GT300クラスはD’station Porscheがベストタイムとなった。

 スポーツランドSUGO、鈴鹿サーキットで行われた公式テストを経て、7月12日から富士スピードウェイでスタートしたスーパーGTのタイヤメーカーテスト。今回はGT500クラスがヨコハマ、ダンロップ使用の4台が参加し、GT300クラスは当初参加を予定していたのは11台だったが、この日は9台が走行している。

 そのうち、GT300クラスでは2台に新たなドライバーが乗り込んだ。アンドレ・クートがチャイナGTでのクラッシュにより負傷したため、第4戦/第5戦のBドライバー選定が必要になっているD’station Porscheは、この日2015年のポルシェカレラカップ・ジャパン王者で、GT300経験もある元嶋佑弥がステアリングを握っているが、まだ決定というわけではないという。

 一方、興味深いドライバーが乗り込んだのはEIcars BENTLEY GT3。この日、ブランパンGTシリーズにベントレー・チームMスポーツから参戦している、ベントレーワークスドライバーのスティーブン・ケインが乗り込んでいる。

 この日の富士は午前は晴天、午後は曇天模様となったが、午前、午後ともクラッシュや赤旗等はないテストとなった。SUBARU BRZ R&D SPORTはトラブルがあったようで周回数を伸ばせず、午前はGAINER TANAX AMG GT3も長くピットで過ごした。

 午前、午後ともにGT500クラスのトップタイムをマークしたのはフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R。次いでWedsSport ADVAN LC500と、ヨコハマ勢がワン・ツーとなった。GT300クラスでも午前、午後ともD’station Porscheがベストタイムに。グッドスマイル 初音ミク AMG、Studie BMW M6と続く結果となっている。

WedsSport ADVAN LC500
MOTUL MUGEN NSX-GT
Epson Modulo NSX-GT

スーパーGT富士タイヤメーカーテスト 7月12日結果

Pos Class No Car AM PM

1 GT500 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 1'30.815 1'30.101

2 GT500 19 WedsSport ADVAN LC500 1'30.934 1'30.791

3 GT500 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 1'32.003 1'30.940

4 GT500 64 Epson Modulo NSX-GT 1'31.342 1'31.017

5 GT300 33 D'station Porsche 1'38.720 1'38.441

6 GT300 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 1'39.261 1'38.471

7 GT300 7 Studie BMW M6 1'39.309 1'38.708

8 GT300 10 GAINER TANAX triple a GT-R 1'39.808 1'39.035

9 GT300 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 1'39.820 1'39.183

10 GT300 30 TOYOTA PRIUS apr GT 1'40.174 1'39.210

11 GT300 60 SYNTIUM Lmcorsa RC F GT3 1'39.797 1'39.505

12 GT300 117 Eicars BENTLEY GT3 1'39.799 1'39.514

13 GT300 11 GAINER TANAX AMG GT3 1'42.915 1'39.920

D'station Porsche
グッドスマイル 初音ミク AMG
Studie BMW M6
スーパーGT富士タイヤメーカーテストの様子
EIcars BENTLEY GT3をドライブしたスティーブン・ケイン
D'station Porscheに乗り込む元嶋佑弥

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