今夏大物トレード、注目筆頭にダルビッシュ 候補5球団、MLB公式サイト特集

前半戦が終わり、11日(日本時間12日)にオールスターゲームが行われたメジャーリーグ。14日(同15日)からはいよいよ後半戦がスタートする。7月末のトレード期限が迫る中、MLB公式サイトは今後大物選手を巻き込んだトレードが起こる可能性を踏まえ、注目の15のトレードを特集。レンジャーズのダルビッシュ有投手を筆頭に挙げ、移籍先の候補としてアストロズ、ドジャースなど5球団を予想している。

レンジャーズ・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

MLB公式サイトが「15のトレード」特集、実力NO1にダルビッシュ

 前半戦が終わり、11日(日本時間12日)にオールスターゲームが行われたメジャーリーグ。14日(同15日)からはいよいよ後半戦がスタートする。7月末のトレード期限が迫る中、MLB公式サイトは今後大物選手を巻き込んだトレードが起こる可能性を踏まえ、注目の15のトレードを特集。レンジャーズのダルビッシュ有投手を筆頭に挙げ、移籍先の候補としてアストロズ、ドジャースなど5球団を予想している。

 今季前半戦で19試合に先発し、6勝8敗、防御率3.49で終えたダルビッシュ。白星は伸ばせなかったが打線の援護が少なかったことも影響しており、その評価は色あせていない。一方、レンジャーズはア・リーグ西地区で43勝45敗となっており、60勝29敗のアストロズに独走を許している。ワイルドカード争いでも圏内のレイズと3ゲーム差をつけられている。

 トレード候補を実力順に並べた特集ではそのレンジャースのエース右腕を1位に挙げ、トレードの実現性を示す5段階評価(5が最も実現性が高い)では「2」とした。

 寸評では「去年のヤンキースのように、レンジャーズは売りと買いのどちらに回るか態度を決めかねている。しかし、もしテキサスがダルビッシュを売りに出したら、誰も彼以上に興味を惹きつける者はいないだろう。シーズン終わりにFAとなるダルビッシュは2015年のトミー・ジョン手術以後わずかに数字を落としたにも関わらず、未だ先発ローテーションの1番手として考えられている」と高評価を下している。

移籍先候補にアストロズ、ドジャースなど5球団

 また同サイトは「ジョン・ダニエルズGMはダルビッシュをあまりトレードに出しそうにないが、ヤンキースが昨年7月にアロルディス・チャプマンにしたことと同様に、ダルビッシュの奉仕を対価に最高の人材を呼び込み、オフに彼と再契約を試みることはレンジャーズには容易に可能だ」ともレポート。興味を持つチームとしてアストロズ、ドジャース、インディアンス、ダイヤモンドバックス、ロッキーズの5球団を挙げている。

 特集ではそのほかソニー・グレイ(アスレチックス)やホセ・キンタナ(ホワイトソックス)、デビッド・ロバートソン(ホワイトソックス)、J.D.マルティネス(タイガース)、ホセ・バティスタ(ブルージェイズ)らが挙げられている。

 今夏も大物選手のトレードがあるのか。その中にダルビッシュも入ってくるのか。今後の動向から目が離せない。(Full-Count編集部)

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