2017年7月14日(現地時間)、ホンダ アコードの次世代モデルが北米で世界初公開された。
今回のフルモデルチェンジで10代目となる新型アコード。特にアメリカでベストセラーのミドルサイズセダンだ。
お披露目された新型アコード2018年モデルは、ホンダの次世代デザインが採用される初のモデルとなる。
なお、北米向けのアコードはオハイオ州のメアリズビル工場で生産されることになる。
ロー&ワイドスタンスでダイナミックなエクステリアデザインはスポーティな印象。ヘッドライトは9連フルLEDライトで先進的なイメージを与えている。
インテリアは質感が向上し、ホイールベースが拡大されたことで室内空間が広くなった。特にリアシートはクラストップレベルのレッグスペースを誇る。
さらに、ボンネットを低くし、フロントルーフピラーを細くすることで、広々とした前方視界が実現した。
新型アコードは軽量化や剛性がアップしたボディ構造、新開発のシャシーが特徴である。さらに、直噴ターボエンジンや北米向けオデッセイ(日本未導入)に次いでFFセダンでは初の10速オートマチックトランスミッション、新世代2モーターハイブリッドなど、最新のテクノロジーがつぎ込まれている。
また、新型アコードには安全運転支援システムのHonda SENSING(ホンダセンシング)が全車標準装備される。
新型アコードは、1.5リッター/2リッターの直噴ターボエンジンと、3世代目となる2モーターハイブリッドの3つの先進的なパワートレインを搭載している。
1.5リッター直噴ターボエンジンは、最高出力192HP/5500rpm、最大トルク192lb-ft/1500~5000rpmを発生。従来モデルの2.4リッターエンジンよりパワーが向上している。トランスミッションはCVTを組み合わせた。
2リッター i-VTEC直噴ターボエンジンは、最高出力252HP/6500rpm、最大トルク273lb-ft/1500~4000rpmを発生し、3.5リッターV6エンジンと同等の動力性能を実現した。トランスミッションは、FFセダン初の10速ATが搭載される。
なお、1.5リッター/2リッターともにスポーツグレードには6速MTも用意されている。
ハイブリッドモデルは、2リッターアトキンソンサイクルエンジンに3世代目となるスポーツハイブリッド i-MMDを採用した。従来モデルと同様に、走行用と発電用の2つのモーターを内蔵した電気CVTを組み合わせている。
また、バッテリーなどを内蔵したIPUはコンパクトになり、ラゲッジ内ではなくリアシート下に配置。これによりラゲッジの積載量を確保できるのと同時に、リアシートが6:4で分割できるようになった。
ハイブリッドモデルのスペックについては、今秋の発表間近に詳細が明らかにされる予定である。
なお、日本での発売については、今のところ未定となっている。