【動画解説】台風5号・6号連続発生 東北・北陸は前線による大雨警戒

 台風5号と6号が立て続けに発生しました。日本近海では海面水温が高い影響で、雨雲が発達しやすくなっています。東北や北陸では梅雨前線による大雨に警戒です。

 きのう21日に台風5号と6号が立て続けに発生しました。5号は南鳥島近海で停滞、6号は西に進みますが、日本列島への直接的な影響は小さい見込みです。

 日本の南海上には台風が2つあるほか、熱帯低気圧も2つ、四国の南にある低気圧も今夜以降、熱帯低気圧に変わる見通しです。海面水温が平年よりも高いため、水蒸気の補給を受けて雨雲が発達しやすくなっています。

 一方、日本付近には梅雨前線が停滞していて、こちらも水蒸気の影響を受けるため大雨になるおそれがあります。東北の日本海側や北陸では活発な雨雲が25日(火)にかけて断続的にかかるでしょう。雨が長引いて地盤が緩みやすくなりますので、土砂災害には厳重な警戒が必要になりそうです。(気象予報士・河津真人)

※22日午後3時に台風7号も発生しました。最新情報もご確認ください。

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