ドジャース、ダル獲り“本腰”!? カーショーと「2枚看板」なら「打者は震える」

レンジャーズのダルビッシュ有投手は21日(日本時間22日)の敵地レイズ戦で8回5安打3失点、今季最多12奪三振と力投した。3本のソロ本塁打を浴びると、打線の援護にも恵まれず2点のリードを許して降板。7勝目はならなかったが、9回に秋信守の同点2ランが飛び出して黒星は消えた。7月31日のトレード期限を前に、その去就に大きな注目が集まるエース右腕。米メディアは、この一戦にドジャースが視察に訪れていたことを新たに伝え、メジャー最強左腕クレイトン・カーショーとの“2枚看板”が実現すれば「(相手)打者は震える」と伝えている。

レイズ戦に登板したレンジャーズ・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

「カブスに加えドジャース」がレイズ戦を視察と米メディアが伝える

 レンジャーズのダルビッシュ有投手は21日(日本時間22日)の敵地レイズ戦で8回5安打3失点、今季最多12奪三振と力投した。3本のソロ本塁打を浴びると、打線の援護にも恵まれず2点のリードを許して降板。7勝目はならなかったが、9回に秋信守の同点2ランが飛び出して黒星は消えた。7月31日のトレード期限を前に、その去就に大きな注目が集まるエース右腕。米メディアは、この一戦にドジャースが視察に訪れていたことを新たに伝え、メジャー最強左腕クレイトン・カーショーとの“2枚看板”が実現すれば「(相手)打者は震える」と伝えている。

 ダルビッシュはこの試合、1点リードの4回にミラーに同点弾を浴びると、6回にはディッカーソン、8回にはスミスにも被弾した。しかし、許したヒットはこの3本塁打を含めて5本のみ。今季最多12三振を奪う好投で、チームの勝利に貢献した。

 米メディア「スポーティング・ニュース」は「近いうちに、ユウ・ダルビッシュが新たなユニフォームを身にまとう可能性がある」と、この試合についてレポート。その中で「MLBネットワークのジョン・モロシによると、カブスに加えドジャースがダルビッシュの金曜日先発を視察したという」と伝えた。

「カーショーとダルビッシュのワンツー・コンボに、打者は震えるだろう」

 昨季世界一のカブス、豊富な戦力で地区4連覇中ながら1988年を最後にワールドシリーズに進出できていないドジャースは、これまでもダルビッシュに関心を持っていることが報じられていた。実際に視察するほど本腰を入れているようだ。

 記事では「クレイトン・カーショーとダルビッシュのワンツー・コンボに、打者は震えるだろう」とも指摘。メジャー最強左腕のカーショー、そして、先発投手としてMLB史上最高(500イニング以上)の奪三振率11.01を誇るダルビッシュの“2枚看板“が揃えば、まさに相手にとって脅威となる。ドジャースは左腕ウッドがこの日、今季初黒星を喫したものの、11勝1敗、防御率2.17と好調を維持している。

 同メディアはさらに、「ダルビッシュは12奪三振を記録し、キャリア32度目の2桁奪三振試合となった。これで、日本生まれの投手としてはMLB史上最多であったヒデオ・ノモを超えた」と紹介。2桁奪三振の記録でパイオニアの野茂英雄氏を超えたことにも注目している。

 5連敗が響き、ワイルドカード圏内まで4.5ゲーム差と引き離されたレンジャーズ。果たしてエースをトレードに出すことになるのか。米国内でも、日本人右腕に大きな注目が集まっている。(Full-Count編集部)

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