九州北部中心に猛暑続く見通し 高温に関する情報 気象庁

 気温35℃以上の猛暑日が97地点となった先週21日(金)に比べると、きのう23日は東日本を中心に暑さがいくぶん和らいだ。ただし、きょう24日は関東南部など暑さがぶり返している地域が多く、東京の最高気温は32.9℃(午後2時半まで)と前日より4℃以上高くなった。

 あす25日は九州を中心とした西日本で、厳しい暑さとなる見込み。予想最高気温は、福岡市や佐賀市で36℃、熊本市や大分県日田市で35℃となっている。九州は、26日(水)以降も高気圧に覆われて晴れる日が多く、北部を中心に気温35℃以上の猛暑日が続く見込み。さらに、29日(土)頃からの1週間ほどは、九州南部や沖縄・奄美を含めて、気温が平年よりかなり高くなりそうだ。
 
 このため、気象庁は九州北部(山口県を含む)、九州南部、沖縄・奄美に「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表して、農作物の管理や熱中症など健康管理にも注意するよう呼びかけている。九州は、もともと一年のうち最も暑い時季にあたるが、輪をかけて暑くなるおそれがある。豪雨災害の被災地では、当分の間は猛烈な暑さが予想されるため、熱中症など健康管理だけでなく、食品や衛生管理にも充分な注意が必要だ。

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