トヨタ自動車の国内生産計画、10月・1日当たり1.3万台ペース

 トヨタ自動車は、向こう3カ月(8~10月)の国内完成車生産計画を策定し、関係先に内示した。8、9月は前月策定した生産計画に比べ、若干下方修正したものの、9月は日当たり1万3千台を維持。10月も同1万3千台を若干下回った水準を継続する計画。関連するコイルセンターや特殊鋼、鋼管扱い筋ではそこそこの忙しさが続きそうだ。

 8月は、前月策定した同月計画を日当たりで100台下方修正。1万3千台弱とした(18日稼働、月産約23万台)。海外生産向けのCKDはRAV4などを若干下方修正したものの、ほぼ月間7千台ペースとなりそう。

 9月も同100台程度下方修正。日当たり1万3千台を超すレベルを計画している(21日稼働、月産約28万台)。CKDの下方修正がやや目立っているほか、1BOX系、クラウンなどで若干の下方修正がみられるが、ヴィッツなどは増やす計画のようだ。

 今回初めて正式内示した10月は、引き続き日当たり1万3千台弱のペースを維持する(21日稼働、月産約27万台)。

 東海地区を中心とする関係先では、当初年計とほぼ同水準の内示状況となっていることで、極端なピーク感はないものの、他の自動車メーカーの生産状況とも合わせ、底堅い荷動き、稼働率が予想される。

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