体液かけた容疑 逮捕の教諭免職 県教委処分

 県教育委員会は27日、女子児童に体液をかけたとして、強制わいせつ容疑で逮捕された愛川町立小の男性教諭(22)を懲戒免職処分とした。また、事後強盗の疑いで逮捕された箱根町立小の女性教諭(28)を停職6カ月とするなど、計4人を懲戒処分とした。女性教諭は同日付で依願退職した。

 県教委によると男性教諭は6月17日、平塚市内の商業施設で、小1女児(7)の背後から体液をかけた。県教委の調べに「衝動を抑えられなかった」と事実を認め、「申し訳ない」などと謝罪したという。

 一方、女性教諭は4月9日、小田原市内の商業施設で菓子など23点を万引した後、警備員の顔に軽傷を負わせたとして、小田原簡裁から罰金40万円の略式命令を受けた。

 このほか、清掃時間にふざけていた中1の男子生徒を押し倒すなどして顔や肘にけがを負わせる体罰を加えた横須賀市立中の男性教諭(42)を減給6カ月、自家用車を運転中に対向車のドライバーにけがを負わせた小田原市立小の男性教諭(54)を戒告の懲戒処分とした。

 

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