ブランパンGT/インターコンチネンタルGTの2018年カレンダー発表。鈴鹿10時間がIGTCに

 ブランパンGTシリーズをはじめ世界中でGT3/GT4レースを主催するSROモータースポーツ・グループは、2018年のグローバルなGT3レースについて発表を行った。インターコンチネンタルGTチャレンジでは、2018年からスタートする鈴鹿10時間耐久レースがセパンに代わってカレンダー入りした。

 ヨーロッパで毎戦多くのエントリーを集めているブランパンGTシリーズ、そしてアジアで2018年から始まり、多くのエントラントを集めているブランパンGTシリーズ・アジア、さらにイギリスGT等の多くのGT3/GT4レースを主催するSRO。28日にスパで行われたプレスカンファレンスでは、「これから多くのチーム、ドライバーが現代のGTレースに関心を示すだけでなく、レースファンを増やしていきたい」と代表のステファン・ラテルは語った。

 2018年に向けた変更点としては、「このシリーズのバックボーン」とされるアマチュアドライバーに参入を促すべく、プロ-アマクラスの賞金を増額。また、新しいGPSシステムをマニュファクチャラーとともに開発し導入する。

 カレンダー面では、ブランパンGTシリーズのカレンダーは大きな変更はないものの、“世界戦”として開催されるインターコンチネンタルGTチャレンジには変更が加えられた。2018年から鈴鹿1000kmが発展して開催される鈴鹿10時間が正式にカレンダー入り。これにより、メーカーの息がかかった有力チームが来日する可能性が高まった。

 一方、鈴鹿10時間に代わってIGTCのカレンダーからドロップしたセパン12時間だが、IGTC開幕戦であるバサースト12時間、ニュージーランドで開催されるハンプトンダウンズ12時間と合わせ、新たな選手権として『アジア・パシフィック36』というタイトルがかけられている。

 アジアでは、ブランパンGTシリーズ・アジアが2年目のシーズンを迎えることになるが、来季もマレーシア、タイ、中国で2戦、そして日本で2戦が開催される。ただ、今季とは鈴鹿と富士の開催順序が逆になっており、富士戦は6月か7月のどちらかに開催される予定だ。

2018年 インターコンチネンタルGTチャレンジ カレンダー

Round Date Race Name

1 2月2〜4日 リキモリ・バサースト12時間(オーストラリア)

2 7月26〜29日 トタル・スパ24時間(ベルギー)

3 8月25〜26日 鈴鹿10時間(日本)

4 10月20〜21日 マツダレースウェイ・カリフォルニア8時間(アメリカ)

2018年 ブランパンGTシリーズ カレンダー

Round Date S/E Circuit

1 3月13〜14日 Endurance ポールリカール(テストデー)

2 4月7〜8日 Sprint ゾルダー

3 4月21〜22日 Endurance モンツァ

4 5月5〜6日 Sprint ブランズハッチ

5 5月12〜13日 Endurance シルバーストン

6 6月2〜3日 Endurance ポールリカール1000km

7 6月23〜24日 Sprint ミサノ

8 7月3日 Endurance トタル・スパ24時間テストデー

9 7月26〜29日 Endurance トタル・スパ24時間

10 TBC Sprint ハンガロリンク

11 9月15〜16日 Sprint ニュルブルクリンク

12 9月29〜30日 Endurance バルセロナ

2018年 ブランパンGTシリーズ・アジア カレンダー

Round Date Circuit Nationality

1 4月14〜15日 セパンサーキット マレーシア

2 5月19〜20日 チャン・インターナショナルサーキット タイ

3 6月or7月 富士スピードウェイ 日本

4 6月30日〜7月1日 鈴鹿サーキット 日本

5 9月 上海国際サーキット 中国

6 10月 浙江国際サーキット 中国

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