6月の鉄スクラップ輸出量、2割減、67万6000トン 韓国など主力向け減少響く

 6月の鉄スクラップ輸出量(財務省・貿易統計)は67万6千トンで、前年同月比21・1%(18万1千トン)減だった。前年同月を下回ったのは5カ月連続。韓国や中国、ベトナム、台湾の主要4カ国向けのマイナスが響いた。一方、その他向けは5万5千トンで前年同月比24%増だった。うちバングラデシュ向けが2万1千トン、インド向けが1万8千トンと遠国への輸出は堅調だった。

 6月輸出量の前月比では15・2%(8万9千トン)の増加だった。

 主な向け先別の輸出量は以下の通り。

 ▽韓国=32万5千トン(前年同月比12%減)▽中国=14万6千トン(同3・8%減)▽ベトナム=9万2千トン(同52・2%減)▽台湾=5万8千トン(同41・5%減)

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