非常に強い台風5号 今後、日本の南をゆっくり北上

 

非常に強い台風5号が、日本の南をゆっくりした速さで西へ進んでいる。小笠原諸島では、引き続きうねりを伴った高波に注意が必要だ。
 
 非常に強い台風5号は、31日午後3時には日本の南にあり、ゆっくりとした速さで西へ進んでいる。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は70メートル。前日の同時刻に比べて40ヘクトパスカル発達し、中心の眼もかなりはっきりとしている。今後、8月3日(木)頃にかけても、非常に強い勢力を維持する見通し。

<高波>
 小笠原諸島の海上はうねりを伴い、8月1日にかけて、しけが続く見込み。その後、大しけのおそれがあるため、高波に注意が必要だ。
 
 予想される波の高さ
 31日    4メートル
 8月1日   5メートル

 また、南西諸島から北日本にかけての太平洋側でも、うねりを伴い波の高いところがあるため、高波に注意が必要となる。台風5号は8月1日以降、進路を北寄りに変えて、日本の南をゆっくり北上する見込み。週末にかけての進路は、まだ定まっていないため、今後の台風情報に注意が必要だ。

 なお、華南に上陸した台風10号は、31日午後3時に熱帯低気圧に変わった。

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