7月のセ、広島の勢い止まらず G菅野は4戦4勝&自責点1、燕バレンティン11発

7月の戦いでも広島の勢いは止まらなかった。一方で2位争いが激化しつつある。セ・リーグの7月を振り返ってみたい。

巨人・菅野智之【写真:Getty Images】

7月のセは4球団が勝ち越し

 7月の戦いでも広島の勢いは止まらなかった。一方で2位争いが激化しつつある。セ・リーグの7月を振り返ってみたい。

【セ・リーグの7月成績】

広島 勝率.682(23試合15勝7敗1分)
巨人 勝率.619(22試合13勝8敗1分)
DeNA 勝率.600(21試合12勝8敗1分)
阪神 勝率.571(21試合12勝9敗0分)
中日 勝率.318(22試合7勝15敗0分)
ヤクルト 勝率.227(22試合5勝17敗1分)

 大きく勝ち越した広島を含め4球団が勝ち越し。ヤクルトの7月はわずか5勝だった。

【打者5傑】

○安打
1田中広輔(広)36
2桑原将志(De)35
3坂本勇人(巨)31
3菊池涼介(広)31
5宮﨑敏郎(De)28

○本塁打
1バレンティン(ヤ)11
2ゲレーロ(中)7
3桑原将志(De)6
3鈴木誠也(広)6
3長野久義(巨)6
3山田哲人(ヤ)6

○打点
1バレンティン(ヤ)21
2鈴木誠也(広)19
3筒香嘉智(De)18
3福田永将(中)18
3山田哲人(ヤ)18

○盗塁
1安部友裕(広)5
2田中広輔(広)4
2京田陽太(中)4
4鈴木誠也(広)3
4丸佳浩(広)3
4上田剛史(ヤ)3
4上本博紀(神)3
4梶谷隆幸(De)3

○打率(規定打席以上)
1桑原将志(De).389
2田中広輔(広).367
3坂本勇人(巨).352
4宮﨑敏郎(De).350
5菊池涼介(広).348

○RC(Run Create)打者の総合指標 安打、長打、四死球、盗塁、犠打、犠飛を加味
1桑原将志(De)23.98
2バレンティン(ヤ)22.62
3田中広輔(広)20.43
4筒香嘉智(De)18.53
5菊池涼介(広)18.23

 チームが不振の中、ヤクルト・バレンティンが月間11本塁打、21打点。広島・田中広輔が月間最多安打を放った。DeNA・桑原は安打数2位、首位打者の活躍を見せた。

投手は…

【投手5傑】

○勝利
1菅野智之(巨)4
2秋山拓巳(神)3
2今永昇太(De)3
2メッセンジャー(神)3
2田口麗斗(巨)3
2薮田和樹(広)3

○セーブ
1山﨑康晃(De)8
2ドリス(神)5
3カミネロ(巨)4
3今村猛(広)4
3田島慎二(中)4

○ホールド
1桑原謙太朗(神)8
2加賀繁(De)6
3マテオ(神)5
3又吉克樹(中)5
3マシソン(巨)5
3三上朋也(De)5

○奪三振
1メッセンジャー(神)36
2薮田和樹(広)31
3菅野智之(巨)30
4今永昇太(De)26
5マイコラス(広)24

○防御率(規定投球回数以上)
1菅野智之(巨)0.31
2今永昇太(De)1.07
3マイコラス(巨)1.59
4メッセンジャー(神)1.64
5野村祐輔(広)1.80

○PR(PitchingRun)投手の総合指標:(リーグ平均防御率-投手の防御率)×投球回で算出

1菅野智之(巨)104.68
2メッセンジャー(神)75.36
3今永昇太(De)72.31
4マイコラス(巨)66.07
5野村祐輔(広)53.00

 リーグ防御率は3.92。巨人・菅野は4試合4勝、29回を投げて自責点わずかに1と抜群の成績だった。メッセンジャーは最多の36奪三振。救援ではDeNA山﨑が8セーブ、阪神桑原が8ホールドをマークした。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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