【熊乃前鋼材、「プロフィットセンター」開設】八潮の工場群を一元化

生産性向上、機動力アップ

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 熊乃前鋼材が新たに開設した「プロフィットセンター」(埼玉県八潮市西袋13―1)は、これまで西袋地区に点在していた八潮第1工場、八潮第2工場、レーザ工場、鋼材ストックヤードの集約を完了。今月中旬に東京都足立区椿の「足立営業所」を移管すれば、全機能が「プロフィットセンター」に集中する。

小ロット短納期対応に〝磨き〟

 「プロフィットセンター」が完成する以前は、八潮・西袋地区に4拠点、足立・椿地区に1拠点の計5事業所が点在していた。

最大4メートル幅対応のシャーマシン

 まずは西袋地区の4拠点を集約。7月18日から操業を開始している。

 敷地約1千坪の中に工場・倉庫棟(約400坪)と事務所棟を建設。工場・倉庫棟には、これまで八潮第1、第2、レーザ工場で稼働していた幅2メートルシャーと幅3メートルシャー、出力2・5KWレーザ加工機2台、幅4メートルベンダー(折り曲げ加工機)、幅3メートルベンダー、幅2・5メートルベンダー、幅4メートルVカットマシン、セットプレス、コーナーシャー(いずれもアマダ製)を移設した。

最大4メートル幅対応の折り曲げ加工機

 さらに最大幅4メートル対応のシャー「M―4065」と同4メートル対応のベンダー「HG―2204」(いずれもアマダ製)の2台を新設。これら加工設備群を、最適構内物流(動線)を考慮して効率的に配置した。

 というのも「プロフィットセンター」のスペースは、従来の5拠点を合わせたトータルスペースよりも広く、材料や仕掛品も含めた置場も十分に確保。構内をフォークリフトが縦横に動ける通路幅もあり、機動力も格段にアップしている。

 同社は普通鋼やステンレスの薄板・中板を切断・穴あけ、折り曲げ加工するほか、条鋼やパイプといった一般鋼材を在庫・販売する。

フォークで構内物流の機動力向上

 特に加工事業については建築金物向けを主体とする建材全般や店舗関係、設備、電機向けなど幅広い需要分野を対象としており、複合一貫体制を武器に小ロット多品種・短納期対応力が〝売り〟だ。

 今回、全機能を1カ所に集中させたことで横もち負担を無くし、手狭感や置場の非効率さも解消。管理体制もよりきめ細かく、充実し、生産性向上とムダの排除につなげた。

 同社が、競合先との差異化とする〝細かい加工の急な注文に応える特急対応力〟にさらに磨きをかけ、顧客へのサービス・満足度を高めつつ、自社にとっても受注間口の拡大による拡販と付加価値向上による収益力アップを目指していく。(太田 一郎)

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