衰え知らずの台風5号 

台風の進路予想は、もともと日付が先へ行くほどブレが大きいもの。台風を流す上空の風が弱い夏場はなおさらのことで、今回の台風5号に関しても「結局、どこへ向かうのか」なかなか定まらない状況が続いています。しかし、ここに来て6日(日)以降の進路は、前日予想よりも東寄りに変わってきました。

もちろん、明日になると、また進路予想に変化があるかもしれませんが、一番気になっているのは、台風がこれから進む海域の水温の高さです。30℃くらいもあるので、勢力が維持されるところか、むしろ発達する傾向があると思われます。今の進路予想ですと、6日(日曜日)の午後には、西日本の直接の影響が出るくらい陸地に近付いている可能性があります。今後も、最新の台風進路予想をチェックして下さい。

気象予報士・高橋 和也

画像について:台風5日進路予想・海面水温(2日)「出典:気象庁ホームページ」

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