総文朗読で石村さん最高賞

 みやぎ総文2017最終日の4日は、合唱など13部門を実施。放送部門の朗読で、県立長崎北高3年の石村基幸さん(18)が最高賞に当たる優秀賞に輝いた。

 朗読には計144人が参加した。石村さんは、さだまさしさんの小説「風に立つライオン」の一節を朗読。「作品の世界観に溶け込み、声だけで臨場感を出せた」と振り返った。

 自然科学部門では、39校が参加した生物分野で県立長崎南高科学部が最高賞に次ぐ優秀賞を受賞した。植物繊維を豊富に含むキクイモの焼き菓子を製品化し、同校生への実験で便通改善効果を証明した研究を発表。チームリーダーの柳崎あやねさん(17)=3年=は「受賞は多くの人の協力のおかげ」とうれしそうに話した。同じく生物分野では、県立長崎北陽台高生物部がポスター発表で奨励賞を受けた。

 合唱部門の聖和女子学院高コーラス部は、平和への祈りを込めて「千羽鶴」などを披露。会場に美しいハーモニーを響かせた。

 みやぎ総文は7月31日から高校生約2万人が参加して開催。来年は8月7日から11日まで、長野県で開かれる。

 【編注】柳崎の崎は大が立の下の横棒なし

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