強い台風５号は５日午後８時現在、屋久島の西南西の海上をゆっくりとした速さで北西に進んでいる。本県のほぼ全域は風速１５メートル以上の強風域に入り、宮崎地方気象台によると、予報円の中心を進んだ場合、６日昼前には風速２５メートル以上の暴風域に入り、夕方から夜遅くにかけて最接近する見通し。台風の動きが遅く、同気象台は長時間の大雨や暴風、高波に警戒を呼び掛けている。
台風５号は午後８時現在、中心気圧が９７０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３５メートル、最大瞬間風速は５０メートル。中心から半径９０キロ以内は暴風域、半径２８０キロ以内は強風域となっている。その後は強い勢力を維持したまま、九州に上陸する恐れもある。
