台風5号 九州南部・四国に上陸のおそれ

強い台風5号は、6日昼頃には九州南部にかなり接近し、上陸、その後、四国に再び上陸するおそれがあります。その後も速度はあまり上がらないとみられ、台風による雨や風の影響が長引くとみられますので、西日本の方は災害への備えを十分になさって下さい。

すでに奄美大島などで記録的な大雨となっていますが、西日本の広い範囲で、あす7日にかけて、暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫、高潮に厳重な警戒が必要となります。

今後、さらに西日本のいずれかの地域でこれらの災害が起こることは避けられないと考えられますので、地域から出される避難に関する情報を確認するようにして下さい。また、避難はどのようにするかなどの想定をお願いします。

また、台風は西日本から日本海に抜ける見込みとなってますが、台風は高い山を越えることができません。このため、豊後水道と紀伊水道のあたりでの北上を逃してしまうと進路が大きく変わるという不確定要素があるのではないかと思っていたりするのです。

気象予報士・長谷部 愛

画像について:6日午前5時の台風5号の位置と進路予想。

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