強い台風５号は６日午前１１時現在、種子島の西之表市付近をゆっくりとした速さで北東へ進んでいる。宮崎地方気象台によると、県内は南部の一部が風速２５メートル以上の暴風域に入っている。予報円の中心を進んだ場合、夜の初めから７日未明にかけて最接近する見込み。
台風５号は現在、中心気圧は９７０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３５メートル、最大瞬間風速は５０メートル。中心から半径９０キロ以内は暴風域、半径２８０キロ以内は風速１５メートル以上の強風域となっている。勢力を維持したまま、九州南部に上陸する恐れもある。
同気象台によると、降り始めの３日午前０時から６日午前１１時までの総雨量は、美郷町神門３９８ミリ、えびの市えびの３７２ミリ、諸塚村２４０・５ミリなど。解析雨量による１時間雨量は、南部を中心に午前１１時までに約３０ミリの激しい雨となった。６日午前１１時までの最大瞬間風速は串間市３３メートル、宮崎空港２８・８メートルなど。
７日正午までの予想雨量は多い所で、２４時間５００ミリ、１時間８０ミリ。最大風速は陸上２５メートル（最大瞬間風速３５メートル）、海上３５メートル（同５０メートル）の見込み。
