台風5号 近畿・東海中心に大雨のおそれ

台風5号は7日午後に近畿地方に上陸するおそれがあり、その後8日にかけて東日本へ進む見込み。これまでの予想より進路が東寄りとなっているぶん、東日本や東北でも大きく影響を受けるおそれがあります。さらに、台風の動きが遅いため、強エコーを含む雨雲バンドが、なかなか離れないような事態も考えられます。

近畿中部・南部は今夜遅くまで、東海地方は8日明け方にかけて、1時間80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。特に南東、あるいは南側に開けた斜面(三重県)では1時間100ミリの猛烈な雨が予想され、多い所トータルで300から400ミリもの大雨となる見込み。関東甲信や北陸、東北でもこれに準じるレベルの雨が降りますから油断できません。さらに海沿いの地域を中心に、暴風や高波に対する警戒事項も加わります。

気象予報士・高橋 和也

画像について:台風5号進路予想 7日午前10時

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