西日本は大気非常に不安定 大雨や竜巻などの突風に注意 きょうは西日本を中心に猛暑に 熱中症対策も必要

 西日本では、夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、落雷や竜巻などの激しい突風に警戒・注意が必要だ。また西日本を中心に、35℃以上の猛暑日となるところがあるため、熱中症にも警戒が必要となる。

 前線を伴った低気圧が対馬海峡にあって、11日(金)の朝にかけて、山陰沖を東に進む見込みとなっている。この低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本ではきょう10日(木)夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となりそうだ。

 西日本では、きょうの朝まで、局地的に雷を伴って、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、その後も今夜にかけて、激しい雷雨となるおそれがある。
 土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒するとともに、きょう夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。
 もくもくとした黒い雲が近づいて来たり、雷の音が聞こえる、急に冷たい風が吹くなどの現象がみられる場合は、丈夫な建物内や車の中に移動するなど、安全な場所に避難することが重要となる。

■予想される雨の量(11日(金)午前6時までの24時間・多い所)
 九州北部地方・九州南部 100ミリ
 近畿地方         80ミリ

きょうは西日本を中心に猛暑に

 きのうは関東甲信地方を中心に猛暑となったが、きょうは西日本を中心に35℃以上の猛暑日となる所がありそうだ。
 急な天気の変化とともに熱中症にも警戒が必要となる。

■10日の予想最高気温
 36℃ 高松
 35℃ 甲府、京都、大阪、奈良、
    和歌山、岡山、高知、山口など
 34℃ 徳島、松山、福岡、大分、宮崎、鹿児島、那覇など

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