神楽殿・参集殿が完成 日本画史上最大の壁画も

 ◆横浜・伊勢山皇大神宮 横浜市西区の伊勢山皇大神宮(池田正宏宮司)で9日、神楽殿・参集殿竣功(しゅんこう)奉祝祭が開かれた。日本画史上最大とされる絵も披露され、大勢の参列者がじっくり見入った。

 神楽殿前室の壁面に掲げられた絵は高さ5メートル、幅18メートル。伊勢神宮で2013年に開催された式年遷宮の遷(せん)御(ぎょ)の儀が描かれている。手掛けた神道画家の鳥居礼さんは「皆さんが自慢していただけるような絵を描いた。美しさや素晴らしさを関東全域に広めてもらいたい」と話した。

 式には180人が参加。新設された神楽殿で巫女(みこ)による舞も披露された。池田宮司は「大勢の人の思いが結集し、素晴らしい神楽殿、参集殿ができた」と話していた。

 伊勢山皇大神宮では20年に創建150年を迎えるに当たり、神社全体の境内整備に着手。本殿の建て替えは来年から始まり、伊勢神宮から譲り受けた社殿の部材などを使うことが決まっている。

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