2019年にフルマラソンを

 諫早、雲仙両市選出の県議や両市議でつくる「いさかんマラソン実現を支援する議員の会」(世話人・八江利春県議会議長ら)は12日、諫早市内で意見交換会を開き、2年後の2019年、フルマラソン大会開催の実現に向け、両市の関係団体で構成する実行委員会を設立することを決めた。

 フルマラソンを巡っては、市民有志の「諫早・雲仙マラソン大会を成功させる会」(下濱誠一郎会長)が12年から活動し、昨年から「諫早・雲仙ウルトラウオーキング」を開催。諫早市の県立総合運動公園を発着点に、同市高来町側から諫早湾干拓堤防道路を経て、雲仙市吾妻町などを走る42・195キロで、日本陸連の公認コース取得を目指している。

 議員の会は市民活動と行政との橋渡し役を目的に、今年5月に発足。意見交換会には約20の関係団体代表ら約50人が集まった。八江議長は「ウルトラウオーキングが成功し、フルマラソンへの機運が高まっている。許認可の問題や予算確保など行政に働き掛け、議員一丸となって協力していく」と述べ、2019年開催と実行委の設立を提案した。

 実行委は、下濱会長を中心に"実動部隊"となる団体で組織する予定。長崎陸協の栗林英雄会長は「フルマラソンへ大きな前進。諫早湾干拓事業の活用にもなり、地域経済への波及効果は大きく、後押しをお願いしたい」と話した。

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