いい人がいない…?良い恋がつかめる自分になる方法

「なかなかいい人がいないんだよね~」こんなセリフよく言ってませんか? 彼氏ができないのは本当にそれが原因なのでしょうか。

ホントに「いい人がいない」だけ?

「いい人がいないから」というのを、恋愛できない理由にしている人は意外といます。でも、それが本当の理由でしょうか? そんな言い訳をしないで、“良い恋が掴める自分”になりませんか? おそらく、この広い地球上で自分の好みのタイプの男性は、探せばいくらでもいるでしょう。それでも「いい人がいない」と言っている人には、いくつかの問題があります。それを1つずつ解説していきます。

ケース1:行動力がない

家と会社の往復の生活で、恋の出会いがあることはほぼありません。積極的に出会いの場に行くことが重要です。現代は、「友達の紹介」「合コン」「婚活パーティ」「スタンディングバー」「海水浴」「街コン」「ネット婚活」「結婚相談所」など、探せば出会える機会はいくらでもあります。まずは積極的に動いてみることが大切です。

相手のことを知って、じっくり好きになるタイプなのであれば、異性の参加者もいるような「習い事」や「社会人サークル」に入ってみるのもいいでしょう。恋は、相手と出会わなければ始まりません!「いい人がいない」のではなく、どこかにいるはずのその“いい人”を探すのです。行動あるのみ!ですよ。

ケース2:恋に臆病

恋のチャンスがあっても、一歩先に踏み込めない臆病な人は意外と多くいます。そういう人は、いざ付き合う寸前になって、相手の欠点に目がつきはじめ、「やっぱり止めた!」なんて逃げてしまうのです。でも、相手がどんな人かなんてものは、付き合い始めて3カ月くらい経たないと分からないこともあるもの。付き合ってみて、初めの印象と変わることも多々ありますし、共に過ごす時間によってお互いに成長し合い、ベストパートナーになることだってあります。

だから、もし恋のチャンスが訪れたときに、相手のことを信用できて、嫌いなタイプでなければ、まずは付き合ってみるのもいいでしょう。もちろんその結果、出会いと別れを繰り返してしまい、“恋多き女”になってしまう可能性もあります。ただ、もしその経験から、恋愛において大切なことを学べたのであれば、次はもっといい恋に出会いやすくなります。

色々な恋を通して、「自分に合う人はどんなタイプなのか?」など、自分自身のことをもっと知ることも、今後、良い恋をするために必要なことなのです。だから、恋のチャンスが訪れたら、臆病にならず、一歩進んでみましょうね。

次は、婚活をしている女性が陥りやすいミスです。

ケース3:上っ面の魅力しか見られない

「いい人に出会えない」なんて言っている独身者はたくさんいるものですが、結局、恋愛も「類は友を呼ぶ」ものです。「いい人がいない」なんて言っている人の中には、自分も“上っ面の魅力”しか分かっていなくて、社会的地位の高い、いわゆるエリートばかりを探している人は少なくありません。

でも、そういう社会的地位が高くて、中身のある人であればあるほど、そんな自分の上っ面の部分しか見てくれない相手に惹かれるわけはないですし、「男によって自分のカブを上げよう」なんて思っている女性には興味を抱きません。

つまり、仮にそんなイイ男に出会えたとしても、ハートを射止めるのは難しいのです。魅力を持っている人ほど、自分の何をいいと思って寄って来てくれているのかに敏感だったりするからです。結局、そういう“分かりやすい魅力”に惹かれて寄って行く人は、まずは自分自身がまだその“上っ面の魅力”を持っていないことに対して、コンプレックスを抱いていることも少なくないもの。

だから、「相手によって補充しよう」みたいな人もいます。そういう人が「彼を好き」というのも、“自分にとって都合がいいから好き”というレベルなので、そんな思いは相手にも伝わってしまうものなんですよね。

でも、社会的地位もあって、精神的にも成熟しているイイ男であれば、もうその段階にはいません。つまりさらにもう一段上の魅力を持つ女性に惹かれるようになるのです。ではそのもう一段上の魅力とは何なのか? それは、「彼女といたら、安らぎがある」「彼女といたら、愛されている喜びがある」という、もっと内面的なものです。

パートナーにスペックばかりを求めている人ほど、そういった内面的な魅力には目が行かないこともあり、結果、精神的に大人の男性には相手にされない、なんてことも少なくありません。たとえ自分は高スペックでなくても、そんなことにコンプレックスを持たないくらい、“本当の魅力がある人”になった方が、より素敵な人と結びつきやすくなります。

そのためには、「本当の魅力とは何なのか?」を理解し、さらに、人のことを本当に愛せる人にならないといけません。つまり、“愛される女”になることばかりを目指すのではなく、相手をきちんと“愛する女”を目指すのです。

相手に対する思いやり、相手が安心して信じられる誠実さ、彼が幸せを感じられるような深い愛情、コンプレックスに負けない強い心など、中身のある男性の心を鷲掴みする、本当の魅力を身に付けましょう。それによって、自分の言葉も行動も随分変わってくるものです。結局、イイ男と結びつくためには、まずは自分を磨くしかないのです。

ケース4:自分が変われない

いい恋愛ができない原因を「いい人がいない」なんて環境のせいにするのではなく、素敵な人が寄ってくるくらい“魅力的な自分”になることが重要です。自分が変われば、恋愛は変わります。

結局、人生はいつだって「自分の選択」でできています。例えば、「出会えないことに嘆いているだけなのかor出会いの場に積極的に行くのか」、「恋のチャンスを活かすのかor臆病のまま恋を諦めるのか」、「上っ面の魅力の男性を選ぶのかor精神的に成熟した男性を選ぶのか」……これらによって、未来が変わってきます。

そして、その選択は、自分の内側から成長しない限り、残念なものばかりを選んでしまうのです。怠惰でいれば「行動しない」方を選択しますし、臆病だったら「チャンスを無駄にする」方を選びますし、人の見る目が未熟であれば、「上っ面の魅力しかない残念な人」を素敵だと思ってしまうでしょう。

それによって、残念な恋の結果になったとしても、自分の未熟さを反省できる心の強さがないと、「いい人がいない」と環境のせいにして、これから先も、成長できていない分、同じミスを何度も繰り返してしまうのです。

いい人に出会えない時、「私は、孤独の星の下で生まれたんだぁ」なんて被害者ぶっていないで、「自分がその人生を選んでいる(=自分の責任である)」ことに気付いた方がいいのです。何度も言うように、この広い地球上で、自分が「素敵だ」と思える独身者なんて、探せばいくらでもいます。「いい人がいない」なんて言い訳をしている場合ではないのです。いい人がいるのに見つけていないのは、自分なのです。

自分が変われば、相手も変わるし、恋愛も変わるもの。“良い恋を掴める自分”に成長して、幸せになりたいものですね。

(文:ひかり )

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