15日、ソフトバンクはオリックスに5-3で勝利し、両リーグ最速で70勝を挙げるとともに、福岡ソフトバンクとして通算1000勝をマークした。工藤公康監督は、先制とダメ押しの3打点を叩き出した明石健志の打撃と試合終盤を締めたモイネロ、岩嵜、サファテの好投を称えた。
リード守ったモイネロ&岩嵜&サファテを絶賛「厳しい場面でよく投げてくれた」
15日、ソフトバンクはオリックスに5-3で勝利し、両リーグ最速で70勝を挙げるとともに、福岡ソフトバンクとして通算1000勝をマークした。工藤公康監督は、先制とダメ押しの3打点を叩き出した明石健志の打撃と試合終盤を締めたモイネロ、岩嵜、サファテの好投を称えた。
前日の敗戦前は4試合連続の1点差勝ちだったが、この日は8回にダメ押し点を奪って2点差勝ち。工藤監督は「よく打ってくれた。追い込まれながら何とかしようという気持ちが出た打席だった」と打のヒーロー・明石の活躍を喜んだ。さらに投のヒーローとして挙げたのがモイネロ、岩嵜、サファテの3人のブルペン陣だ。
「モイネロが当たっている1、2番(T-岡田、吉田)を抑えてくれたし、岩嵜くんもしっかりと低めに集めてくれた。最後のサファテを含めて、厳しい場面でよく投げてくれた」
バンデンハーク突然の3失点に「代える時期を逸したボクのミス」
6回までオリックス打線を抑え込んでいた先発のバンデンハークが、7回に中島宏之に二塁打を浴びると、そこからまさかの連続被弾であっという間の3失点。工藤監督は、その場面を「ボクのミス」だと振り返った。
「代える時期を逸してしまった。そこを逃してしまったのはボクのミス。中島くんの二塁打で代えてあげないといけなかった。申し訳ない。次はそういうところを逃さないようにしたい」
ただ、6回までのバンデンハークについては「自分のいい感じのフォームがずっと同じ状態できている」と合格点を与えた。
福岡ソフトバンクとしての通算1000勝については「これまでの監督、選手、スタッフ、みんなの努力があっての1000勝。その中に(現監督として)いられてありがたく思っています」と語った。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)