東日本太平洋側 空模様の変化に注意

19日(土)も広い範囲で大気の状態が不安定です。本州上空には寒気が入り、下層では暖かく湿った空気が流れ込んでいます。そのため、山沿いを中心に激しい雷雨となっている所もあり、特に東日本の太平洋側では20日(日)にかけて注意が必要です。中層の風が弱く、同じ場所で雨が降り続くおそれもあり、土砂災害などにご注意ください。

ノロノロと複雑な動きをして温帯低気圧に変わった台風5号は、まだ記憶に新しいと思います。現在、フィリピンの東海上に台風のタマゴとなる熱帯低気圧が発生し、今後沖縄の南に進む見込みです。今のところ台風には発達しない予想ですが、海面水温が高い状態が続いていますので、今後の動向に注意が必要です。南西諸島では波が高くなりますので、海のレジャーにはお気をつけ下さい。

気象予報士・鈴木 悠

画像について:19日午後9時の予想天気図。

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