〔熱中症〕8月14日から8月20日の7日間で2696人搬送、前年同期に比べ半減

総務省消防庁は22日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
8月14日から8月20日の7日間における全国の救急搬送者数は2696人で、前週(4298人)に比べて1602人減少し、前年同期(5362人)と比べて2666人減少しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は0人で、前週(3人)に比べて3人減少しました。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は40人で、前週(74人)に比べて34人減少しました。
年齢別では、成人(満18歳以上65歳未満)が1176人で、全体の43.6%を占めています。
発生場所別では、住居が924人と最も多く、全体の34.3%を占めています。
また、都道府県別では、大阪府が255人と全国で最も多く、次いで兵庫県が198人、福岡県が167人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2017/8/14~8/20・速報値)
・救急搬送者数:2696人
※前週比1602人減、前年同期比2666人減

<日別>
・8/14(月):210人
・8/15(火):133人
・8/16(水):249人
・8/17(木):525人
・8/18(金):481人
・8/19(土):637人
・8/20(日):461人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :0人
・重症 :40人
・中等症:771人
・軽症 :1850人
・その他:35人

<年齢別>
・18歳未満:386人
・18~65歳:1176人
・65歳以上:1134人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):924人
・工事現場や工場などの仕事場:383人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):93人
・教育機関:166人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):214人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):377人
・道路:341人
・その他:198人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・大阪府:255人
・兵庫県:198人
・福岡県:167人
・愛知県:158人
・京都府:100人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

熱中症による救急搬送者数の推移(週別)

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