アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でクラブ史上初のベスト4入りを狙うJ1川崎は23日、ホームの等々力陸上競技場で浦和との準々決勝第1戦(試合開始午後7時)に臨む。22日に試合会場で最終調整した鬼木監督は「日本を代表して次に進みたい。勝つために攻撃的にいく」とチームのスタイルを貫く構えだ。
初のアジア4強へ、絶対に落とせないホームでの初戦を前に、主将小林は「自分たちが新しいフロンターレの歴史をつくっていく」と決意を語った。
立ちはだかるのはJリーグでしのぎを削る浦和だ。7月のリーグ戦では4−1で快勝したが、堀監督に交代後は公式戦3勝1分けと状態は上向いている。2007年にはACLを制しただけに侮れない。
難敵撃破へ、キーマンは今季新加入の家長。シーズン序盤はチームへの適応に苦しんだが、13日の鹿島戦で今季初得点を決めると、続く札幌戦では全2得点に絡むなど存在感を発揮。チームのパスサッカーにアクセントを加えるベテランMFは「普段とやることは変わらない。2試合とも勝ちにいく」と静かに闘志を高ぶらせた。