スチールプランテック、大阪製鉄のインドネシア現地合弁向けコンバインドミル設備納入

 製鉄エンジニアリング会社のスチールプランテック(社長・灘信之氏)は22日、インドネシアで棒鋼・形鋼用コンバインドミル設備を納入したと発表した。大阪製鉄とインドネシアの国営製鉄会社クラカタウ・スチールの現地合弁、クラカタウ・オオサカ・スチール(KOS)から受注したものでこのほど竣工式が行われた。

 納入した設備は年産50万トンの棒鋼・形鋼用コンバインドミル設備。建設用棒鋼や山形鋼、溝形鋼、平鋼を含む各種形鋼を効率よく生産可能な工夫を凝らしている。インドネシア市場で多品種かつ付加価値の高い商品供給を目指すKOSの事業展開の中核をなす設備で、営業生産開始以降順調に稼働しており客先から高い評価を得た。

 スチールプランテックは条鋼分野における総合エンジニアリング力と海外調達を活用したコスト競争力で海外圧延設備の新設案件に積極対応している。特に条鋼圧延設備は各国で需要が見込まれており、今後も同分野のトップメーカーとして多様なニーズに応えていく方針。

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