2017スーパーGT第6戦鈴鹿1000km 8月25日搬入日の様子

 いよいよ8月26〜27日に鈴鹿サーキットで開催される『第46回インターナショナル鈴鹿1000km “SUZUKA 1000km THE FINAL”』に向け、8月25日のサーキットでは搬入作業が行われた。今年でスーパーGTとしてはラストレースとなる一大イベントに向け、サーキットでは緊張感が高まっている。

 今年でスーパーGTとしてはラストレースとなる鈴鹿1000kmは、2018年から『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース』として、GT3/GT300/ST-Xらによる10時間レースとして生まれ変わる。今季はまた、MOTUL MUGEN NSX-GTのジェンソン・バトンやWedsSport ADVAN LC500の小林可夢偉など豪華な第3ドライバーも参戦することなどから、グランドスタンドV席やパドックパスが完売になるなど、盛り上がりが予想されている。

 そんな鈴鹿1000kmに向け、この日は各ピットで設営作業が進められたほか、今回作業回数が多いピットレーンでは、慎重に位置決め等の作業が進められた。また、GT500の第3ドライバーふたりに加え、GT300でもTAISAN SARD R8 FUKUSHIMAを駆るクリスチャン・クリエンやStudie BMW M6のアウグスト・ファーフス等の“大物外国人”が登場。パドックも搬入日とは思えぬ入りをみせていた。

 また、夕方には8月26(土)の前夜祭に登場するレーシングカーたちが登場。『モンスターたちのSUZUKA 1000km』で走行するポルシェ962CやニッサンR92CP、トヨタTS010といった往年の名車たちに加え、2018年の鈴鹿10時間に向け、千代勝正が駆りバサースト12時間を制したニッサンGT-RニスモGT3、そして本邦初公開となるホンダNSX GT3も姿をみせ、走行チェックを行った。

 ホンダNSX GT3は、前夜祭本番ではバトンがドライブする予定だが、この日は武藤英紀がチェック。東コースを数周したのみだったが、ストレートではチェックとは思えぬ快音を披露。マシンを降りた武藤も「すごく楽しい!」と好印象をもった様子だ。

 26日は、9時20分からいよいよ公式練習がスタートし、熱戦の火ぶたが切られる。

© 株式会社三栄