上海フェスで大トリ LUNASEA 18年ぶり竜巻起こす

 県内出身の5人組「LUNA SEA」が26日、中国・上海にある「上海国際音楽村」で行われた音楽フェスティバル「サマーソニック上海」に出演した。「ROSIER」「STORM」など13曲を披露しファンと盛り上がった。

 5人が上海のステージに立つのは18年ぶり。待ちきれない現地ファンは、空港ロビーで出迎えた。激しい雷雨に見舞われ、開催が危ぶまれもしたが、当日は“スーパー晴れ男”のギター・SUGIZO(48)の力か、雲間から太陽がのぞくほどに天候が回復。絶好のフェス日和となった。

 イベントの大トリとして登場した5人は、メジャーデビューアルバムに収録した「Dejavu」。INORAN(46)の、ギターリフのカッティングが印象的な「TONIGHT」などで会場を熱くしていく。

  「大家好(ダージャーハオ、こんにちはの意味)」。ボーカルのRYUICHI(47)がと現地の言葉であいさつすると、会場から「ワー!!」と歓喜の声が。「上海大好きです。約18年ぶりの思いをステージに届けてください!」と呼び掛けると、大きな拍手が沸き起こった。

 中盤には、「オレたち5人から心を込めて“I for You”」と、深田恭子が出演したドラマ「神様、もう少しだけ」の主題歌を披露。中国や台湾などでも放送された人気ドラマだけに、この日一番の歓声が上がっていた。

 サマーソニックは東京・大阪で毎夏開かれている音楽イベント。今回、海外に初進出した。

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