台風が引き込む秋の涼しさ

大型の台風15号はきょう31日(木)の5時現在、父島の近海でほとんど停滞していると見られます。今後勢力が強まり、さらに動きが遅いことから小笠原諸島では荒天が長引きそうです。大雨や暴風に厳重な警戒が必要です。

本州では台風の直接の影響はまだ受けていませんが、台風が引き込んだ秋の空気の影響が出始めています。きのう関東で局地的に猛烈な雨が降りましたが、この雨が秋の空気のサインです。きょうの東京の最高気温はきのうより9度低い24度と予想されています。午後はさらに気温が下がり、20度を下回る見込みです。体調管理にはご注意下さい。残暑が続く西日本も徐々に気温が下がり、週末の最高気温は30度に届かない所が多いでしょう。少しずつ秋の訪れを感じられそうです。
台風は今後ゆっくりと北上して、週末に本州の東海上を進む見込みです。太平洋沿岸では波や風が強まってきているのでご注意下さい。

気象予報士・佐藤 俊和

画像について:31日からの週間天気予報。

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