長崎市長、くんち踊町激励

 諏訪神社(長崎市上西山町)の秋の大祭、「長崎くんち」(10月7~9日)を前に、田上富久市長や長崎伝統芸能振興会(宮脇雅俊会長)の役員らが30日、稽古に励む各踊町を訪問。出演者を激励した。

 今年の踊町と演(だ)し物は▽馬町「本踊(ほんおどり)」▽東濱町「竜宮船」▽八坂町「川船」▽銅座町「南蛮船」▽築町「御座船・本踊」-。

 同市鍛冶屋町の八坂神社では、東濱町の「竜宮船」を見学した。乙姫の優雅な舞や根曳(ねびき)衆の勇壮な船回しに、田上市長は「竜宮船は壮大さと優美さを兼ね備えた演し物。多くの人が仕上がりを楽しみにしている。仕上げの時期、健闘を心から祈ります」とあいさつ。

 同自治会の石丸忠重会長は「約3分の2の稽古が終わり、基本となる形はほとんどできた。残る十数回で完璧な姿に準備したい」と意気込みを語った。 【編注】東濱町の濱はサンズイにウカンムリにマユ毛のマユの目が貝

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