8速DCTを初採用し0-100m加速は3.7秒。ベントレー、第3世代『コンチネンタルGT』発表

 ベントレーモーターズジャパンは8月29日、フルモデルチェンジを実施した第3世代のラグジュアリー・グランドツアラー『コンチネンタルGT』を発表した。

 ベントレーが『躍動的で揺るぎないパフォーマンス』、『ハンドクラフトから生み出されるラグジュアリー』、そして『最先端テクノロジー』とが三位一体となった史上最高のグランドツアラーと謳う新型コンチネンタルGT。発表された第3世代はエクステリアからインテリア、シャシー、動力部に至るまで、すべてが刷新されている。

コンチネンタルGT

 前後重量配分を考慮してフロントミッドに搭載される6.0リッターW型12気筒ツインターボチャージドエンジンは、よりパワフルに強化され最高出力635PS、最大トルク900Nmを発揮。最高速度は333km/hに達する。

 また、ギヤボックスには素早く効率的なギヤチェンジを実現する8速ディアルクラッチトランスミッションを新たに採用し、0-100m加速では3.7秒という2シータースーパーカーに引けを取らない数字をマークした。
 
 先端技術を採用した新設計のアダプティブシャシーには新システム『ベントレー・ダイナミック・ライド』を搭載。さまざま路面状況に対応し、優れた乗り心地と圧倒的なハンドリングを実現するとともに、横方向のロールを制御することで同乗者への不快な挙動が抑えられるという。

コンチネンタルGT

 インテリアでは完全デジタル化されたインストルメントパネルのほか、12.3インチのタッチスクリーンを収納するベントレー・ローティングディスプレイを新採用するなど、最新テクノロジーが多数取り入れられた。

 9月12~24日にドイツで行われるフランクフルトモーターショーで初公開されるコンチネンタルGT。日本での希望小売価格は2530万円(税込)、デリバリーは2018年の第2四半期を予定している。

コンチネンタルGT インテリア

 ベントレーモーターズのウォルフガング・デュルハイマーCEOは「ベントレーはは100年近くもの間、ラグジュアリーなグランドツーリングカーの最前線に立ってきました。第3世代の新型コンチネンタルGTは、私どものデザインとエンジニアリングの賜であり、ベントレーの歴史に新たな一歩を刻むクルマです」とコメント。

「私どもはラグジュアリーカーの世界をリードし、自動車業界におけるラグジュアリーの定義を塗り替える製品とサービスを提供しています。ベントレーの伝統を継承しつつも革新的な進化を目指し、ベントレーを所有する喜びを格段に高めたいという私どもの願いを反映して生まれたのが、 新型コンチネンタルGTです」

 2013年にGT3マシン『コンチネンタルGT3』を発表し、翌年からブランパンGTシリーズやニュルブルクリンク24時間耐久レースなどのGTカテゴリーにワークス参戦しているベントレー。現行マシンが発表から5年目を迎えるなか、開発が噂される新型マシンの登場にも期待が高まる。

コンチネンタルGT
コンチネンタルGT インテリア

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