大型の台風15号ゆっくり北上 関東の海岸でも高波に注意

大型の台風15号は小笠原諸島をゆっくり北よりに進んでいる。台風の動きが遅いため、小笠原諸島では9月1日にかけて、暴風、高波、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。また、2日から3日にかけては北日本でも大荒れの天気となるおそれがある。

 小笠原諸島では風速25メートル以上の暴風域に入っていて、31日午前9時28分に最大瞬間風速34.2メートルを観測した。1日明け方にかけても猛烈な風が吹き、猛烈なしけが続く見通し。また、台風と秋雨前線の影響で、関東地方や伊豆諸島でも非常に強い風が吹き、海では大しけの状態が続く。台風から離れた場所でも高波に注意が必要だ。

■1日にかけて予想される最大瞬間風速
 小笠原諸島 50メートル
 関東地方、伊豆諸島 30メートル

■1日にかけて予想される波の高さ
 小笠原諸島 9メートル
 関東地方、伊豆諸島 6メートル

■1日午後6時までに予想される雨量は200ミリ

 小笠原諸島では1日明け方にかけて、断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見通し。

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