新日鉄住金、小中学校教職員招き研修会 過去最多55人を受け入れ

 新日鉄住金の製鉄所など7拠点でこのほど、小中学校の教職員を対象とした研修会が開かれた。製造現場の見学を通じて鉄鋼業に理解を深めてもらい、子供たちの教育や学校運営に生かしてもらおうという取り組みだ。今年度は新たに千葉県の君津製鉄所や関西地区の製造拠点も会場に加え、過去最多の55人の教職員を受け入れた。

 研修会は、7月下旬から8月上旬にかけて行われた。会場は名古屋製鉄所(愛知県)、室蘭製鉄所(北海道)、関西地区(広畑製鉄所=兵庫県、尼崎製造所=同、製鋼所=大阪府)、鹿島製鉄所(茨城県)、君津製鉄所の5カ所で、5会場でそれぞれ8~15人の教員を受け入れた。 

 同研修は経団連の取り組みの一環として1983年から毎年行われている。新日鉄住金は北海道を含む全国各地で研修を行う唯一の企業で、通算21年にわたり受け入れを実施している。

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