台風15号 2日は次第に速度上げて北上

小笠原諸島では台風15号の影響で、記録的な大雨となっていますが、あす(土)の明け方にかけても暴風や高波、土砂災害に警戒が必要です。瞬間的には60メートルの猛烈な風が吹き、波の高さは9メートルの猛烈なしけが予想されます。
きょう9月1日は二百十日で、立春の2月4日から数えて210日目。古くから台風が来て暴風雨が起こりやすい日と言われています。ちょうど稲の開花時期にあたるため、台風を警戒すべき日として暦に載せられるようになりました。

あす以降は、台風は次第に速度を上げて本州の東の海上を北上する見込みです。東日本や北日本の太平洋側で雨が降りやすく、強く降るところもありそうです。また、風にも注意してください。台風から離れたところでも風が強まってきていますが、あすにかけて、伊豆諸島や関東、東海、東北の太平洋側や北海道で、瞬間的には30メートルの風が吹くと予想されています。
関東や東海の雨は午前中が中心で、次第に晴れ間が出るでしょう。西日本は晴れるところが多いものの、太平洋側の広い範囲で、うねりを伴った高波に引き続き注意が必要です。

気象予報士・及川 藍

画像について:1日午後4時の台風15号の位置と進路予想。

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