巨人マイコラスは2先発22Kと活躍も勝利なし…17年第23週投打5傑【セ編】

セ・リーグは、DeNAと巨人の3、4位争いが激しくなっている。首位広島と2位阪神の差も縮まり、にわかに緊迫感が増してきた。

中日・ゲレーロ【写真:荒川祐史】

緊迫感が増す順位争い、3位攻防戦はDeNAと巨人がデッドヒート

 セ・リーグは、DeNAと巨人の3、4位争いが激しくなっている。首位広島と2位阪神の差も縮まり、にわかに緊迫感が増してきた。

【セ・リーグNPB第23週(8/28-9/3)】

阪神 勝率.833(6試合5勝1敗0分)
広島 勝率.667(6試合4勝2敗0分)
巨人 勝率.667(6試合4勝2敗0分)
中日 勝率.500(6試合3勝3敗0分)
DeNA 勝率.333(6試合2勝4敗0分)
ヤクルト 勝率.000(6試合0勝6敗0分)

 広島も勝ち越したが、阪神がそれを上回る勢いで、ゲーム差が縮まった。巨人はDeNAに1.5ゲーム差。ヤクルトは勝ち星なしに終わった。

【打者5傑】

○安打
1マギー(巨) 9
2松山竜平(広) 8
3田中広輔(広) 7
3糸井嘉男(神) 7
3桑原将志(De) 7
3ゲレーロ(中) 7

○本塁打
1會澤翼(広) 2
1西川龍馬(広) 2
1中谷将大(神) 2
1ゲレーロ(中) 2
1山田哲人(ヤ) 2

○打点
1ゲレーロ(中) 8
2松山竜平(広) 6
3大山悠輔(神) 5
3宮崎敏郎(De) 5
5西川龍馬(広) 4
5坂本誠志郎(神) 4
5ロペス(De) 4

○盗塁
1上本博紀(神) 3
2山崎晃大朗(ヤ) 2
1盗塁 5人

○打率(規定打席以上)
1松山竜平(広) .381
2マギー(巨) .360
3糸井嘉男(神) .333
3坂本誠志郎(神) .333
3小林誠司(巨) .333

○RC(Run Create)打者の総合指標 安打、長打、四死球、盗塁、犠打、犠飛を加味
1松山竜平(広) 6.61
2山田哲人(ヤ) 5.46
3ゲレーロ(中) 5.06
4マギー(巨) 4.83
5會澤翼(広) 4.74

 巨人の小林、阪神の坂本と、両捕手が打率.333と珍しく打撃で貢献。広島の松山は週間首位打者、RC1位の活躍で、鈴木誠也が抜けたチームを引っ張る。ヤクルト山田哲人も2本塁打に加え、8四球と貢献した。

投手は…

【投手5傑】

○勝利
1薮田和樹(広) 1
1野村祐輔(広) 1
1ジョンソン(広) 1
1岡田明丈(広) 1
1秋山拓巳(神) 1
1小野泰己(神) 1
1岩崎優(神) 1
1髙橋聡文(神) 1
1能見篤史(神) 1
1濵口遥大(De) 1
1飯塚悟史(De) 1
1菅野智之(巨) 1
1田口麗斗(巨) 1
1畠世周(巨) 1
1田原誠次(巨) 1
1山井大介(中) 1
1小笠原慎之介(中) 1
1又吉克樹(中) 1

○セーブ
1カミネロ(巨) 4
2中崎翔太(広) 3
2ドリス(神) 3
2田島慎二(中) 3
5山崎康晃(De) 2

○ホールド
1今村猛(広) 3
2桑原謙太朗(神) 2
2マテオ(神) 2
2パットン(De) 2
2砂田毅樹(De) 2
2マシソン(巨) 2
2谷元圭介(中) 2
2又吉克樹(中) 2

○奪三振
1マイコラス(巨) 22
2ジョンソン(広) 8
2メンドーサ(神) 8
2原樹理(ヤ) 8
5薮田和樹(広) 7
5ドリス(神) 7
5畠世周(巨) 7
5星知弥(ヤ) 7

○防御率(規定投球回数以上)
1薮田和樹(広) 0.00
1秋山拓巳(神) 0.00
1小野泰己(神) 0.00
1濵口遥大(De) 0.00
1菅野智之(巨) 0.00

○PR(PitchingRun)投手の総合指標:(リーグ平均防御率-投手の防御率)×投球回で算出

1濵口遥大(De) 23.52
2マイコラス(巨) 23.16
3秋山拓巳(神) 20.58
3菅野智之(巨) 20.58
5薮田和樹(広) 17.64
5小野泰己(神) 17.64

 リーグ防御率は2.94と投高打低の傾向にあった。巨人マイコラスは今週は2試合に先発し、14回で自責点2だったが援護なく0勝1敗、しかし22奪三振を記録した。そのマイコラスと9月3日に投げ合ったDeNA濵口は8回零封。救援では巨人カミネロが4セーブを挙げた。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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