メルセデスF1、フェルスタッペンSr.とのミーティングは移籍交渉ではないと明言

 メルセデスF1チームのトト・ウォルフは、イタリアGPの金曜日に行ったヨス・フェルスタッペンとのミーティングは単なる世間話だと述べたが、チームはマックス・フェルスタッペンの動向に注目しているという。

 今季のマックス・フェルスタッペンはレッドブルで信頼性の欠如に苦しめられており、父と息子の両者ともに、このメカニカルトラブルがパフォーマンスに与える影響は受け入れ難いものだと指摘している。

 現在19歳のフェルスタッペンは2019年末までという長い契約をレッドブルと結んでいるが、来季末にもチームを離脱できる乗降があるとの噂がある。

 ヨス・フェルスタッペンとウォルフの金曜日の会合は、フェルスタッペン側がメルセデスに予備的な協議を持ちかけたのだという憶測につながり、噂にさらなる火がついた。しかしウォルフはこれを否定しており、ドイツ版Skyに対して以下のように語っている。

「ヨスとは何年もの付き合いがあり、共通の友人もいる。ここにはただ訪ねにきただけだ。それでニキ(ラウダ)と私がオフィスで会ったんだ。オランダ人の友人も一緒にコーヒーを飲んだ。それ以上でもそれ以下でもない」

 ウォルフは、マックス・フェルスタッペンのような才能は常に興味の対象になるものだと認めたが、メルセデスとしては短期的な話をする予定はないという。
 
「来季の話なら、マックス・フェルスタッペンはフリーではないので興味を示していない。ただし、常に気にかけるべきドライバーではある」
   
「マックスは将来のF1のスターだ。バルテリ(ボッタス)、ダニエル(リカルド)と同じようにね。マックスとエステバン・オコンは、彼らと同じグループに属するドライバーなんだ」 

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