新日鉄住金エンジ、物流機器会社の新工場を受注、竣工

 新日鉄住金エンジニアリング(社長・藤原真一氏)は7日、物流機器の製造・販売、リースなどを行うワコーパレットから兵庫県尼崎市で受注した流通加工工場が竣工したと発表した。

 鉄骨重量は約670トンで、独自のシステム建築商品「スタンパッケージR」を適用し、快適な職場環境を実現している。ワコーパレットからの受注は2件目。

 竣工したのは「船出ファクトリー第3期新築工事」で、受注額は非公表。物流機能の集約・移転と能力増強を目的とした施設となっており、今回の第3期新築工事によりワコーパレットの当該敷地でのマスタープランが完成する。

 施設は外壁に高断熱の金属サンドイッチパネル「SPパネルI」、サッシに意匠性の高い縦窓「AコンボV」を採用し、快適な職場環境を実現。

 また、屋上には太陽光発電設備も設置される。

 新日鉄住金エンジは新日鉄住金グループの一員として鋼構造分野に大きな強みを持ち、産業建築分野を得意領域の一つとしている。今後も鋼構造エンジニアリング力と鉄の知見を生かした商品・技術の提供を通じ、安心・安全な社会の実現に貢献していく方針。

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