映画「散歩する侵略者」黒沢清監督 舞台のノリ生かして軽妙に

 謎の隣人に浸食される恐怖を描いた「クリーピー 偽りの隣人」など、サスペンススリラーで知られる黒沢清監督(62)。新作「散歩する侵略者」(9日全国公開)では、初起用の松田龍平(34)と長澤まさみ(30)主演で、「宇宙人による地球侵略」というSFジャンルに初めて挑んだ。

 加瀬鳴海(長澤)は、不仲だった夫、真治(松田)の性格が突然激変したことにとまどう。一方、町で頻発する奇妙な現象を取材するジャーナリストの桜井(長谷川博己)は、ある事実を突き止める。やがて、真治は鳴海に「自分は地球を侵略しにきた宇宙人だ」と打ち明ける…。

 劇作家・前川知大の劇団イキウメの舞台を映画化。黒沢監督は「この内容なら、以前から作りたかった“侵略SF”ができると思ったんです」と話す。

「いろいろ奇妙な物語を作ってきたが、今回のような侵略SFは初めて」と語る黒沢清監督 (岡本耕治撮影)

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