東京ステンレス流通協会、スポーツイベントも盛況 若手・中堅社員が躍動

 東京ステンレス流通協会の行事の賑わいはメーカーの経営陣を含めて毎年500人以上が集まる賀詞交換会だけではない。会員の若手・中堅社員が参加する野球大会、ボウリング大会も熱く盛り上がっている。

野球大会、メーカー参加しレベルアップ

 野球大会は今年が第60回の節目に当たり、史上初の4連覇を狙った伊藤忠丸紅特殊鋼に大谷加工が競り勝ち、5年ぶりに優勝を飾った。3位の月星商事、4位の三興鋼材も好チームで最後まで熱戦を繰り広げた。この大会の特徴は参加希望が旺盛なこと。32チームの枠に収まり切らず、第58回大会までは抽選の結果、不出場となるチームがあったが、第59回大会から予選会を設け、出場希望チームは全て試合を行える仕組みにした。

 もう一つの特徴は年々レベルが上がっていること。火付け役は第53回から連続出場している新日鉄住金ステンレスだ。他メーカー(賛助会員)でも大同特殊鋼、モリ工業など複数チームが参加しメーカー、流通(正会員)が垣根なく競い合う雰囲気が醸成された。高校や大学の野球部経験者を採用してチーム力を高める流通が増えて、強豪に果敢に挑んだり強豪同士が激突したり、見応えのある試合が増えた。

ボウリング大会、前回は過去最多180人

 年末のボウリング大会も盛況だ。昨年末の第14回大会では49チーム(38社、146人)が出場し、応援団を含めて過去最多の約180人が集まった。試合後の立食パーティでは若手同士などが会社の垣根を越えて談笑する光景があちこちに広がり、貴重な交流の場となっている。

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