「CL開幕!今季、最強のアタッキングトリオはどこだ!TOP10」

今週開幕を迎えたUEFAチャンピオンズリーグ。

ここでは、『Squawka』による「今季のCLにおけるアタッキングトリオTOP10」を見てみよう。

10位 ドルトムント(オーバメヤング、プリシッチ、マルコ・ロイス)

ドルトムント

現在、ブンデスリーガ首位に立つドルトムント。このダイナミックなトリオは新たに形成されたが、スピードとポテンシャルに溢れている。

オーバメヤングは電光石火のゴールマシーンであり、マルコ・ロイスはまだワールドクラスの選手である。

だが、Xファクターはプリシッチだ。18歳のアメリカ代表はウィンガーとして、そしてマッチウィナーとして、いい意味で期待を裏切り続けている。そして、彼はこのトリオの質を高めるだろう。

9位 マンチェスター・ユナイテッド(ムヒタリャン、ルカク、マルシャル)

マンチェスター・ユナイテッド

ユナイテッドの“死のラインアップ”は、今のところ試合終盤にしか起用されていない。だが、相手を打ちのめす素晴らしさがあることは証明されている。

ゲームを大半を中央でプレーした後、ムヒタリャンは相手を騙すように右に移る。そして、普通の人が路上のガムを見つけるように、彼はパスレーンを見つける。

ルカクは襲撃的なストライカーであり、マルシャルはユナイテッドで最もキレのあるドリブラーだ。フレッシュな状態で投入されると、相手は誰も対処できない。

8位 トッテナム(エリクセン、ハリー・ケイン、デル・アリ)

トッテナム

スパーズのフロントスリーは、一般的なCF+ウィンガー2人というセットアップではない。デル・アリとエリクセンは、3-4-2-1システムのインサイドフォワードとしてプレーする。

とはいえ、システムとスキルが素晴らしく組み合わさっている。エリクセンはボールを支配するプレーメイカーであり、ファイナルサードの端から采配を振るうことができる。

一方のデル・アリはオフザボールに非常に優れており、決定的なシーンにだけ絡む。そして、ケインはビルドアップのギャップを埋め、致死的な脅威になるなど全てをこなせるストライカーだ。

7位 リヴァプール(サラー、フィルミーノ、マネ)

リヴァプール

無慈悲なスピードがこのトリオのテーマだ。

フィルミーノは非常にクイックな選手で、偽9番としてプレーできるだけの戦術的なインテリジェンスもある。彼はサラーとマネという魔法のようなウィングを輝かせるために、低い位置に落ちて中盤と絡む。

そして、マージーサイドのムスリムのマジシャン2人は、驚異的なスピードと素晴らしいインテリジェンスでサイドを疾走する。

マネはアンストッパブルなドリブラーであり、常に頼りにされる準備ができている。そして、サラーのスペースに飛び込むオフザボールの動きは、ほとんど空前絶後のものだ。奴らにボールを渡せ!

6位 バイエルン(ロッベン、レヴァンドフスキ、リベリ)

バイエルン

このクラシックなトリオは、素晴らしく形成されている。利き足とは逆サイドを得意とする2人のウィンガーに、世界最高の9番。

リベリはチャンスメイクにより重きを置く、スローなドリブラーだ。一方のロッベンはゴールを愛するスピード狂。

3人がフィットした時、彼らを止めるのはほぼ不可能だ。だが、問題はロッベンとリベリが高齢となり、3人がフィットすることは稀なことではある。

5位 ユヴェントス(ディバラ、イグアイン、マンジュキッチ)

ユヴェントス

ユーヴェのフロントスリーは、1人の10番と2人の9番で形成されている。本当はうまく機能しないはずだが、マンジュキッチが勇敢にもウィンガーとして振る舞うことで成り立っている。

イグアインは致死的なゴールスコアラーであり、ディバラはワールドクラスの10番へと急速に成長している。このトリオで昨季のCL決勝に到達した。

4位 ナポリ(カジェホン、メルテンス、インシーニェ)

ナポリ

ナポリの驚異的なまでに速いフロントスリーは、ヨーロッパでの戦いで見てとれるように流動的だ。

プレー速度は目に留まらぬほどで、彼らのシャープな絡みは見ていて楽しい。イメージできる通り、彼らなどんなタイプのゴールでも奪うことができる。

唯一の願いは、この3人が大きなステージで輝きを放てるように、ナポリがより質のあるディフェンスを備えることだ。

3位 PSG(エンバッペ、カバーニ、ネイマール)

エンバッペ、カバーニ、ネイマール

史上最も高額な3トップ。彼ら3人にかかった獲得コストは、4.65億ユーロ(608億円)にもなる。CLに参戦するほとんどのチーム以上に高いだろう。

彼らはダイナミックなトリオであり、バルサの旧MSNを継げる。

世界2番目の選手であるネイマールは、全てができるプレーメイカーとしてのメッシ役。献身を厭わないウルグアイ人FWカバーニは、尋常ではなくゴールを愛するスアレス役。

そして、若いながらも致死的なウィングFWであるキリアン・エンバッペは、2014-15シーズンのネイマールだ。

2位 バルセロナ(デンベレ、メッシ、スアレス)

バルセロナ

世界最高の選手に、世界最高の9番、そして地球上で最も有望な若手ウィンガー。

“MSD”はできたばかりのアタッキングユニットだ。MSNには決して及ばないかもしれないが、世界最高の3トップになるために必要なものは全て兼ね備えている。

偽9番のシステムによって、守備のタスクから解放されたメッシは、試合をコントロール&支配し、自分の意思通りにするためによりいい位置にいることができる。

また、それによってスアレスは左から襲撃することができるほか、デンベレのために右サイドを解き放つことができる。

この若きフランス人がバルセロナでの生活に馴染むにつれ、2人との同調は進むだろうし、誰にも止められないトリオになるだろう。

1位 レアル・マドリー(ロナウド、ベンゼマ、イスコ)

レアル・マドリー

このアタッキングトリオは、他の9組とは違う。ウィンガーがいない代わりに、イスコは自由な10番として、ロナウドは自由なストライカーとしてプレーする。

ベンゼマは利他的な9番として振る舞う定点だ。彼の素晴らしいムーブによって、イスコたちはロナウドがゴールを陥れるポジションを見つけることができる。そして、凄まじいゴールラッシュが生まれる。

昨季のCL制覇にも貢献したこのラインナップは、今季もそれを繰り返そうとしている。

もし彼らがフィットしていた場合、彼らに賭けない者がいるだろうか?

特に4年ほど行き詰っていたイスコだが、ついに運命づけられていたワールドクラスの選手へと成長を遂げた。その素晴らしさを考えれば、“BIC”は歴史に再びその名を刻むことだろう。

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