元プロ選手が少年野球のコーチらを指導 茅ケ崎

 元プロ野球選手を講師に招いた「第16回三井ゴールデン・グラブ野球教室」(三井広報委員会主催、県野球連盟など特別協力)が16日、茅ケ崎市の市総合体育館で開かれた。県内初の開催で、少年野球の指導者約140人が守備のスペシャリスト4人の熱い指導を受けた。

 講師を務めたのは西崎幸広(元日本ハム)、里崎智也(元ロッテ)、宮本慎也(元ヤクルト)、屋鋪要(元巨人)の4氏。10回受賞の宮本さんをはじめ、いずれも三井ゴールデン・グラブ賞の受賞歴がある。

 横浜大洋で長年活躍した屋鋪さんは実演を交えながらフライやゴロの捕球方法を伝授。「打球の回転が違うので、外野手はノックより打者のフライを捕らせたほうがいい」「外野手は右足を前にしてゴロを捕球したほうがグラブが自由に使え、早く投げられる」などと細かく説明した。

 参加した一之宮ストロングス(寒川町)のコーチ(46)は「キャッチボールの大切さなど基本的なことを分かりやすく教えてもらった。子どもたちの指導に生かしたい」と満足そうだった。

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