『L'Equipe』など各メディアは、「エイバル戦はバルセロナにとって2011年以来の少ない観客数だった」と伝えた。
乾貴士もプレーしたミッドウィークのカンプ・ノウ。その観客数は5万1645人というものだった。
これは6年前のCLでBATEボリソフと戦った際に3万7374人という観客数を記録してから最低のものだという。
この数字はかなりひどいものだと伝えられており、ネイマール退団や内部のゴタゴタで人気が落ちているのではないかというニュアンスも。
しかし、本当にそんなに突出してひどいものなのか?シーズンごとのデータを調べてみた。
2017-18
最多:レアル・マドリー戦(8万9514人)
最少:エイバル戦(5万1645人)
2016-17
最多:レアル・マドリー戦(9万8485人)
最少:アラベス戦(5万4907人)
リーガ最少:ヒホン戦(5万6605人)
2015-16
最多:レアル・マドリー戦(9万8902人)
最少:バレンシア戦(6万635人)※コパ・デル・レイ
リーガ最少:デポルティーボ・ラ・コルーニャ戦(6万5531人)
2014-15
最多:レアル・マドリー戦(9万8760人)
最少:エルチェ戦(3万人)※コパ・デル・レイ
リーガ最少:ビジャレアル戦(6万5人)
2013-14
最多:レアル・マドリー戦(9万8761人)
最少:レバンテ戦(2万人)※コパ・デル・レイ
リーガ最少:マラガ戦(5万6355人)
2012-13
最多:レアル・マドリー戦(9万6589人)
最少:バジャドリー戦(5万6055人)
2011-12
最多:レアル・マドリー戦(9万9252人)
最少:BATEボリソフ戦(3万6452人)※CL
コパ・デル・レイ最少:オスピタレット戦(5万6480人)
リーガ最少:グラナダ戦(6万5000人)
2010-11
最多:レアル・マドリー戦(9万8000人)
最少:アスレティック・ビルバオ戦(4万5000人)※コパ・デル・レイ
リーガ最少:エルクレス戦(6万2000人)
2009-10
最多:バジャドリー戦(9万8772人)
最少:セビージャ戦(2万人)※コパ・デル・レイ
リーガ最少:テネリフェ戦(3万人)
2008-09
最多:バイエルン・ミュンヘン戦(9万7000人)
最少:シャフタール・ドネツク戦(2万2793人)※CL
コパ・デル・レイ最少:アトレティコ・マドリー戦(4万6800人)
リーガ最少:ヌマンシア戦(4万6000人)
2007-08
最多:マンチェスター・ユナイテッド戦(9万8000人)
最少:バレンシア戦(5万7000人)
ということで、最低を記録したことは誤差の範囲内であり、特に大きな意味はないと言えよう。
5万人台はザラにあり、この数年は捨て試合といえる状況でも2~3万人にならないことを考えれば「常に安定して5万以上が来る」という立場にあることがわかる。