すべての戦う人に 女性サックス奏者 ラグビーW杯の応援歌制作

 横浜市中区のサックス奏者、TOMOKOさんが、2019年に開催されるラグビーワールドカップ(W杯)の応援歌「GOGO! 〜天地を1つに」を制作した。選手はもちろん、「すべての戦う人に聞いてほしい」という思いを込めた。

  知人に「ラグビーW杯の歌を作ってはどうか」と勧められたことをきっかけに制作。ラグビーは詳しく知らなかったが、試合やニュージーランド代表による「ハカ」の映像などを見てイメージを膨らませた。「勇者の熱い思いや、自分のすべてをラグビーに懸けていること」を思いながら作詞作曲。7月にCDを発売した。

 「Gogo…gogogo!」という印象的な歌い出しは、友人らを中心に4歳から60代までの約40人がコーラスした。「恐れるな 奮い立て」など力強いメッセージがこもった歌は、TOMOKOさんがプロデュースする4人組女性ボーカルグループ「as4M(アズフォーエム)」が歌っている。

 もともとはラグビー関係者に向けた一曲だったが、TOMOKOさん自身が演奏を繰り返すうちに、「どんな人も日々戦っている」と考えるようになった。「だから、学生、主婦、会社員など、戦っている人みんなに聞いてほしい」と笑顔で話す。

 CDは1200円。売り上げの一部を東日本大震災の復興支援に寄付する。問い合わせは、ティープラン電話090(2179)0389。

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